文部科学省委託事業「分野横断型リカレント教育プログラム事業」

環境由来の健康問題に対して対応できる建築系人材育成のための教育プログラム開発

合同会社LPエデュケーション
代表社員 白井 理一朗
協力 一般社団法人日本環境保健機構

文部科学省委託「分野横断型リカレント教育プログラム事業」
環境由来の健康問題に対して対応できる建築系人材育成のための教育プログラム開発


環境由来の健康問題にはアレルギーやシックハウス症候群、化学物質過敏症等があり、そのうちアレルギーに関しては二人に一人が罹患しているといわれています。またシックハウス症候群や化学物質過敏症といった化学物質による健康被害も依然と存在しています。
これらの問題を解決のためには、ただ単にハード面の住宅及び建築設計のみでなく、アレルギーやシックハウスに罹患しにくい住まい方といったソフト面をも伝えることのできる対応力が必要性であると考えます。
この事業は、建築業界で働く方々を対象として、アレルギーやシックハウスなどの環境由来の健康問題へ配慮した建物への実践的な対応力を備えていただくための学びのカリキュラムを開発・実証し、生産性向上に資する人材の育成を目指すものです。
成果報告書ダウロードURL
2020年度成果報告書(PDF:16.8MB)
2021年度成果報告書(PDF:7.5MB)

教育プログラムの科目構成と内容

科目名(仮) 概 要 時間数
顧客要求分析・提案 アレルギーやシックハウス等個々の顧客が抱える不安や特性を的確に分析し、個々の課題に対応しうる住宅の基本プランを提案する専門知識・スキルを身につける。
■教育手法:集合研修(講義・ケース演習)・eラーニング
10時間
シックハウス シックハウス症候群に関する全般的な知識や化学物質に関する関連法規、室内空気における化学物質測定方法やシックハウスへの対策方法等を学び、専門的知識・スキルを身につける。
■教育手法:eラーニング
14時間
アレルギー アレルギーの機序や代表的なアレルゲン物質といったアレルギーに関する基礎的な知識、室内環境におけるアレルギー対策等を学び。専門的知識・スキルを身につける。
■教育手法:eラーニング
10時間
防 災 災害時における避難所の室内環境について講ずべき配慮やアレルギー患者に対する対応方法等の専門知識を身につける。
■教育手法:集合研修(講義・ケース演習)・eラーニング
10時間
公衆衛生 その他、室内環境汚染を起因とする様々な疾病や健康被害についての専門的知識や、対策スキルを身につける。
■教育手法:集合研修(講義・ケース演習)・eラーニング
12時間
実践PBL 教育プログラムの総仕上げとして、顧客要求分析・提案から建築設計までの一連の工程をプロジェクト型演習(PBL)で学習する。これにより実務レベルのスキルを習得する。
■教育手法 集合研修(講義・PBL演習)
15時間
計71時間